最近15年ほど前に設計した私のスキー、アウトドアのお師匠さんのお宅に、快適なのでずうずうしく泊めていただきました。そこでお礼を兼ねて浴室のメンテをすることに。
換気と暖房の計画をきちっとすれば、浴槽、板壁はカビがお生えないという私の理論で設計させていただいたのですが、シャワーでシャンプーなどが飛び散る範囲だけが思いっきり黒ずんでいて、スタッフと鉋がけと撥水力のあるオイル塗ってみました。
15年も経ちまるでカビや腐れが浸透しているように見える黒ずみでしたが、カンナで皮一枚剥がすと、見事に美しい木肌が現れました。浴槽全体的には使った感がよい感じで、黒く染まった部分以外はカンナ掛けせずにおきました。同様にシャワー水栓の周りの板も鉋掛けして美しい状態に仕上げて行きます。
最近はシャワーが他の木部に飛び散らぬよう最小限に仕切るなどの工夫をすることでさらにメンテナンスが楽になっています。
ただそれ以前に断熱性を高め、暖房と換気がきちっとなっているこが基本ですね。
浴槽や板壁、床材など無垢材や塗り壁などは傷やちょっとした汚れなど受けいれられるおおらかな素材で、使った感を楽しく感じられるリラックスした暮らしができると考えおります。