東京で電子系の技術者をやめ、ブドウ農家へのと転身した中澤さんご夫妻。
空知に移住し、ワイン用のブドウの栽培にとりくむ。ある程度めどが立った15年ほど前に畑の端に住宅を建てることを決意、相談に来られました。計画中に築100年近い民家の材料が手に入ることになり、できるだけ民家の原型を生かす計画に変更しました。
こうして完成して早年月が経ち、その間に日本における自然派ワインのフロンティアであるブルースさん夫妻がが移住し10Rワイナリーを建て、とうとう2018年には中澤さんと、友人の近藤さんがブルースさんから独立し共同のワイナリー「栗沢ワインズ」を設立しました。
彼らのワインはあっという間に評判となり、生産量が少ないこともあり、入手がなかなか困難になってしまいました。
その特徴は、既成の酵母を使わずの、極力自然栽培に近いブドウを原料に、ブドウやや周辺の環境にある 野生酵母で発酵させる製造法です。そのためワイナリーも極力地元の木材、人の力で建設しました。化石燃料や電気にできるだけ頼らない設備計画となっています。