十勝の民家 再生の記録                 

改修前
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古材の再利用で「民家新築」

野矢邸はまるで伝統工法の展示場のよう。

施主・大工・建築家の情熱が一体となり、愉しみながら古材をリサイクルし生きた建築に。

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古材は長さが決まっているのでどこに使うか「適材適所」が最大のポイント。

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居間。
天井は小屋組を現しのまま。
壁は土壁。

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玄関の手前から縁側を眺める。
深い軒下。軒天も見事な仕上がり。

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 そこはまるで職人技が教える伝統工法の展示場のよう   

 最近言いたいことがあります。いい職人がいなくなったと人は言いますが、うそです。生産効率やメーカーの利益ばかり求め、いい仕事をさせる機会を彼等に与えなかったのです。人件費が一番高いと人は言いますが、うそです。他の先進国とくらべて日本の職人さんの日当は一番安いのです。高いのは中間マージンです。家を建てたいという情熱があればメーカーのおしきせのものに頼らず、はるかにレベルの高い仕事が出来ることを多くの方に知っていただきたい。私たち設計の仕事に携わる人間は、カタログで商品を選ぶのではなく極力人の手で作っていくような姿勢でいるべきだと心がけております。
 最後に大工さんの一人が言いました。「こんな面白い仕事に二度とできないね」。野矢さんは「何言ってるんだ、これが最初だぞ」